レオナルドダビンチが何度も死体解剖をしていた理由

図書館で借りた「メディチ家の紋章」という小説を読んで。
レオナルドダビンチが、その絵画作品以外にも、建築や空を飛ぶための装置の開発、人体や動物の解剖、軍事技師としても活動していたことは知っていましたが、

小説の中のレオナルドの描き方でいうと、死刑囚や病死した人間の解剖とスケッチに対しては、
「原因が解れば今後死を遅らせることができるのでは」という意識があった模様。

それは、「人が死ぬ時というのは、神が知るもの」という当時の一般的なキリスト教に基づく思想とは一線を画す思想でした。

小説の中で印象的だったのは、レオナルドが「妊婦がガマガエルをまたぐと死産になる、などという言い伝えは、妊婦が死産になった原因がわからないが、何か原因がないと落ち着かないからそう言った迷信を信じるのだ。でもそれでは本当の原因がわからないままだから一向に死産は減らない」という旨のことを主人公に話したシーン。

適当ないいがかりで真実から目を逸らすなと言われているように感じました。

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